秋の信州アート散策 Day2

9月21日

6時半にチェックアウト。長野市内へ。中心部へは時間的に車線規制があるようで多少の通勤渋滞があった。トイレ休憩を兼ねて給油。

トリップ345km 15.23リットル 燃費は22.65km/l

9時、長野県立美術館。常設展と東山魁夷館、そして池田満寿夫と周辺の作家たちの企画展。敷地内に霧の彫刻が出現。昨日、高原で包まれた霧と異なり人工の霧はアートだった。

大きな施設で内容も充実していて見応えあり、一回りするのに時間がかかった。

10時半ごろ、お隣に位置する善光寺に7年ぶりに参拝。自分にとっては久しぶりという感覚だが、長い歴史を持つ寺院にとってはほんの一瞬のこと。変わらずそこにあって少しも変化は見られない。胎内めぐりも前回体験済みなのでスルーした。参道で土産物を買い、早めの昼食に蕎麦をすする。
小布施に移動して北斎館。見学後、周辺をしばし散策。小さな観光地だがとても賑わっている。特に小布施堂というお店。栗のお菓子が旬のようで予約なしでは口にできないようだった。

80km北上して新潟十日町まで。国際的な芸術祭を開催し、周辺の自然の中に作品が点在、常設もして企画も常に行っている、アートで地域おこししている地域。本来なら2〜3日滞在してゆっくり見て回るのが良さそうだ。今回は本丸の越後妻有現代美術館のみ見学。

展示の目玉、レアンドロエルリッヒの作品。建物が水面に写っているように見えるが、水面下の床面に描かれた鏡像。この場所の視点でしか成立しないトリックアート。金沢21世紀美術館の有名なプールの作品などアイデアを実現する力がすごいと思う。

現代美術全般に思うのだが、着想から企画、プレゼンまで一連の準備段階を見てみたいと思う。

だいぶゆっくりしてしまい15時、高速移動で南下。越後湯沢を通過、スノーボードしにきた記憶が蘇る。今日最後の向かうのは群馬、みなかみの天一美術館。16時過ぎに着いた。

谷川岳の麓あたりだろうか、利根川水源エリアとのこと。夕暮れ前、霧がかかりしっとりした大気に包まれていた。照明が暖かく感じる品のある小さな美術館だった。

16時半までお茶、お茶請けを振る舞うサービスあり。ありがたく頂戴した。

今日の宿、沼田まで。途中汽笛が聞こえると思ったらSLが走っていた。しばらく並走、気分が高揚する。特に電車好きというわけではないが、いつか乗車して見たいと思う。

沼田健康ランド、サウナイキタイで調べた施設。安宿を求めてサウナ付きカプセルホテルを探すのだが、たいてい駅周辺の立地で駐車場完備でない場合が多い。提携駐車場があるにしても有料だったりでコスパが悪くなってしまうので、都市部を避けて駐車場完備の施設を探すのだが意外と少ない。ようやく見つけても、前回の旅で利用した宇部のカッタの湯、福知山のニコニコ温泉もそうだったがかなり古い施設であった。衛生面に問題はないが、手入れの行き届かない部分が目につくし気になる人は敬遠するかも。ただ何より安く、大抵は予約なしで泊まれて、時間を気にせずのんびりできるので利用価値は大きいと思っている。

サウナはリニューアルしたようで室内はしっかりしていた。水風呂とは別に小さなプールがあって、泳いだり浮かんだりしてリラックスできた。食事は施設内の食堂で。ハンバーグ定食とハイボール2杯。特に期待していなかったが、美味しくて正直驚いた。総じて満足できる施設だった。

走行距離 458km   歩行 5.3km