九州フェリー 〜軽自動車の旅 7

4月27日

day6 豊田〜浜松〜静岡〜帰宅

最初はトヨタ博物館。出発まで朝風呂、朝食バイキング、少し漫画。宿でゆっくり過ごす。

8時半出発。9時半着。すでに団体客多数、タイミングずらし逆ルートで見学。

黎明期の車両が充実、全て状態がよい。ボディカラーが微妙な色合い、オリジナル色の再現だろうか。魅力的だ。

期待していた昭和懐かし車種は少ない。この点では石川県の自動車博物館に軍配があがる。自動車文化ゾーンは見どころ多く、ミニカーの展示、ラリックのガラスマスコットに魅入ってしまった。

次は浜松まで。Googleの指示ミスと思うが、途中東名高速から分岐。まもなく降ろされUターンし東名に戻る、不可解なミスコース。

天竜川流域、秋野不矩美術館。絵本の世界のような藤森照信の建築を目当てに訪問。

展示の作家は存じ上げなかったのだが、それまでの画業から54才でインドをテーマに転換、終生追求。何か始めるのに年齢は関係ない、叱咤されたような気がする。

同地区内、本田ものづくり伝承館まで徒歩散策。二俣諏訪神社に隣接した雰囲気ある建物、見学無料。内部はさほど広くなく初期のドリーム号を中心に数台。グッズが豊富、気になってしかたない。悩んでカブの柄が入ったエコバッグを自分用に購入。

最後の訪問地、静岡市内の芹沢銈介美術館。旅の締めに記念品を物色。額装されたハガキサイズのカレンダーに目が止まるもSOLDOUTの表示。人気商品で例年すぐに売り切れるそう。来年分を希望であればWEB販売情報、早めのチェックを勧められた。ここで全ての訪問リストが完了。

近場にサウナの聖地しきじがある。立ち寄ってみると駐車場はほぼ満車。静岡はまた訪れると思う、またの機会に。15時半、まだ日は高い。ここから家までの帰路、下道を選択。

沼津あたりで最後の給油 19.66L 499.5km  25.4km/L

三島からR1を駆け上り箱根。とうとう地元神奈川までたどり着いた。

初めての軽自動車での長距離ドライブ。登坂車線での力不足は了承済みとして、他にネガティブな部分を感じることはなかったのだが、箱根新道の長い下り坂に入りスピードが乗ってくると、小さく華奢な車体ゆえの軽々しい挙動にわずかに不安を感じた。疲れもあるのかもしれないが、最後までご安全に。丁寧に速度を控えつつ山を下り切る。西湘バイパス、湘南を過ぎて日が落ち横浜市内へ。

帰宅直前すき家で晩飯。そこで家に着く前のルーティーン、車内の片付け、荷物のまとめも済ませておく。20時に無事帰宅した。

走行距離357km   歩行5.1km

 

振り返り

4年ぶりの車の旅は九州まで。往路はフェリーで一気(時間はかかるが)に移動。

復路は陸路、軽自動車であることを考慮して無理のないルートを計画。

1日500km、連続200kmを超えないようにする。長時間の夜間走行(仮眠も)しない。

1日の終わりはサウナで整い、疲れを明日に残さない。

●美術館・博物館:14件 ●景勝地:2箇所 ●クルーズ:2回 ●サウナ:4回

総走行距離:1904km    給油4回:74.29リットル    平均燃費24.76km/L

当初軽自動車の一般的な特徴をマイナス要素として考えがちだったが、安全走行に留意すれば燃費、高速代の経済的面と、旅先の見知らぬ道で取り回しの良さがもたらす気楽さなど心理面でメリットの方が多かった。

施設に関しては、改めて小さな美術館に魅力を感じた。大きな施設は人もそれなりに多く、賑やかで物見遊山的な見学気分になりがち。一方で小さな地方の美術館は人も少なく、物静かその空間に浸ることができる。

全国にはまだ多く魅力的な場所があるに違いない。地図を眺めつつこの次の計画してみたい。