ミュージアム行脚 東北2陸奥へ Day2

5月1日 Day2 青森

 
今日は青森県の3つの美術館を巡る。
盛岡を早朝出発。第一目的地は青森県立美術館
イメージ 1
建築は青木淳
 
イメージ 2
奈良美智作 あおもりけん。冬、雪の中で見てみたい。
 
青森出身、棟方志功記念館
イメージ 3
 
どことなく金沢21世紀と共通するところがあるかな?
具体的には言えないけれど。
イメージ 4
イメージ 5
巨大な蝋人形?不気味なくらいリアルだがスケールの違和感が
大きすぎて、生命感は感じない。
 
高速移動はやめて下道で南下。
岩手山が近くに見えるところで渋い銭湯を発見。
イメージ 6
中央浴場400円
 
 
ぐるっと巡ってまた起点、盛岡に戻り今夜も就寝。
 
本日の走行 400km
 
 
 

ミュージアム行脚 東北2陸奥へ Day1

4月30日 Day1  出発

 
平成が終わり、令和を迎える歴史的節目に、
10日間という期間はいささか長すぎると思っていた。
 
晦日のように厳かな心持ちでその瞬間を静かに迎えるべきか
過去にない大型連休をいかに有効に楽しむか
直前まで考えが定まらずにいたが、かねがね想いを馳せていた
本州最北部に散在する美術館巡りを決行することにした。
 
2年ぶりとなる車での旅。
まずは日本海方面へ。例によって関東を素早く脱出するため
深夜0時に「相模原愛川」より圏央道に進入、北上する。
関越に進み「越後川口SA」までノンストップ、3時着。
2時間ほど仮眠、給油して再出発。
日本海東北道を走り抜け終点「朝日まほろばIC」を降り
道の駅で2度目の休憩、おにぎりの朝食をとった。
ここまで約450km
最初の目的地は酒田市内「土門拳記念館」まであと約100km。
イメージ 3
途中日本海を眺めつつ
 
予定通り、開館9時過ぎに到着。
イメージ 1
ここは谷口吉生氏の設計。これまでの旅でもいくつかみてきた
美術館といえばこの建築家。庭園に広がる景色も素晴らしい。
 
ここからさらに北上。世界遺産「平泉」を目指す。
みちのく路、中尊寺金色堂は一度は拝んでおきたくて。
GW中ゆえの混雑は予想はしていたが、雨中の参拝路1時間待ち。
足元はずぶ濡れ、記録写真も撮らずに毛越寺まで徒歩移動。
イメージ 2
平安の庭園は雨の風情。モノトーンの世界に鳳凰と龍の船の色彩が映える。
立ち寄り湯「平泉温泉」にて入浴。畳の休み処でしばし休息。
少し疲労回復したら盛岡まで移動、初日はここまで。
 
本日の移動 834km
終始雨中のロングドライブはかなり堪えた。

ミュージアム行脚 東北道へ

ゴールデンウィーク

しばらくぶりに車を動かし、栃木・群馬方面へ
 
連休の道路混雑が気になるが、余裕をみて2日間かけて
気になる美術館を一気にめぐるショートトリップを敢行。
 
6時出発、まずは一気に那須高原へ。
途中事故渋滞があったものの4時間ほどで
最初の美術館「藤城清治美術館」に到着。
イメージ 1
猫のオブジェがお出迎え。影絵のファンタジックな世界がすてき。
御年93歳、元気に創作を続けていただきたい。
 
那須高原一帯は車が集中してきていて、渋滞が発生していたものの
次の「那須芦野 石の美術館」へは1時間弱でついた。
隈研吾氏の建築
イメージ 2
既存の石蔵を活かした、石の美術館
ひんやりして、静かに時がながれる空間が心地よい。

次の馬頭広重美術館も同氏の作品。
石の美術館同様、周囲にとけ込むことに留意したと
説明ビデオで語っていたが、
こちらはすこし心配になるほど地味な外観。
イメージ 3
中に入ると採光が豊かでとても心地よい空間が広がっている。
ニコンサートをやっていてにぎやか。
イメージ 4
木材を多用した日本風な感じは、国立競技場にも活かされるのでしょう。
 
さらに南下して、宇都宮美術館へ。15時頃。
新緑がまぶしい、広々とした公園内にある。
遊具扱いのフラナガン。子供だけでなく大人も
触れて遊びたくなるように設置されている。
イメージ 5
イメージ 6
美術館の建物は森に囲まれていて全体が見渡せない。
部分的に大谷石が使われていて、アクセントになっている。
今日の美術館めぐりはここでおしまい。
 
せっかく宇都宮まで来たので、駅周辺で車をとめ餃子屋さんを探す。
お店でぱりっとした焼きたてが食べたかったが、ビールが呑みたくなるので
テイクアウトで我慢。車に戻って、車内で12個をペロリとたいらげた。
おいしかったけど、まあふつーだった。
 
栃木駅近くに移動して、18時。レトロ銭湯 金魚の湯で入浴。300円!
イメージ 7
地元の人で賑わう小さな味わいのある銭湯でした。
 
・・・・・・・
 
翌朝、くるま旅恒例、ジョイフルの朝食でエナジー充填してスタート。
 
開館前、早めに到着した群馬県立館林美術館。
イメージ 8
周囲から建物をぐるりと散策、見事な建築を眺めつつ開館をまつ。
 
おっ、ここにもウサギさんが。フラナガン
イメージ 9
9時半、入館。この旅最大の目的、ポンポンのしろくまを鑑賞。
その他のポンポン作品も小品ばかりだが、再現されたアトリエも含めて、
ポンポンの魅力を十分に楽しむ事ができた。
 
いつかオルセーのおっきなしろくまを見てみたいと思いつつ、
このちっさなしろくまをお持ち帰りして昼前に館林を出発、
帰路についた。
イメージ 10
渋滞にもあわずに2時間ほどでスムーズに横浜に帰る事ができた。
 
今回は、隈研吾氏の建築と、動物オブジェ・彫刻を楽しんだ、
「くま」つながりのショートトリップでした。
短い旅でもテーマがまとまってたので十分に満足できました。

でもまた長い旅にも行きたいな。
 
 
 
 

せとうち Day6

2月19日 最終日

 
昨晩中に豊田市に入っていたので朝は少し時間にゆとりがあった。
四国と九州の旅でかなり利用したジョイフルにてのんびり朝食。
イメージ 2
ドリンクバー付きでワンコイン(税別)このバランス、ほんとにいい具合。
関東にもあればいいのにな、ジョイフル。
 
そして豊田市美術館、館内をすべてまわってから、建物裏側より。
イメージ 1
瀬戸内海の東山魁夷と同じ壁面の建材だった(たぶん)。
内部空間もかっこいい谷口吉生氏の建築。NYのも見にいってみようか。
 
おつぎは下道で浜松まで。
航空自衛隊浜松基地広報館エアパーク。
2時前には到着。入場無料。
一度来てみたかった。
イメージ 3
球体のスクリーンに投影される、ど迫力のショートムービーは圧巻。
バイク乗りの人たちが結構いた。バイク好きは飛行機に憧れるのか。
とにかくツーリングのいい目的地なんでしょう。
 
さらに東へ、蓬莱橋
すこし渋滞もあり17時到着。
イメージ 4
すべて木造の橋、約800m。
とても風が強く、寒いのと、落ちる事はないが怖くて仕方なかった。
向こう側まで歩いている途中で、日が沈んだ。

さて、ここがこの旅最後のチェックポイント。
18時ごろ大井川焼津藤枝スマートから東名に乗る。
渋滞もあったが8時すぎには横浜町田IC。
時間も気持ちも余裕があったので、洗車してから帰宅した。
 
総走行距離 2269km
 
今回訪れた美術館、資料館、(入場しなかったところも含め)19カ所。
冬場で閉館していたところもあり、リサーチ不足だったかなと反省する一方で
どこも人が少なく、鑑賞状況としてはとてもよかった。

 
まだ全国で行ってみたい美術館がいくつかある。特に東北地方。
震災の復興具合なども気になるし、また長い旅ができるとしたら、
そっち方面で企画してみたい。
 
イメージ 5
 
それまでしばらくお休みになると思います。
 
 
 

せとうち Day5

2月18日 岡山から東へ

 
今日から2日がかりで神奈川へ帰るのだが、
この機会を逃すとおそらくくる事はないであろう岡山の井原市
 
木彫の大家、平櫛田中の美術館がある。
イメージ 1
ほとんどが小振りなサイズで、彩色を施してあり、
精巧ゆえに現代のフィギュアのような軽妙感もある。
しかし代表作の尾上菊五郎は大きさもさることながら圧倒的迫力があった。
東京小平市にも美術館がある。そちらも戻ったら訪問するつもり。
カレンダーを買って、退場した。
 
昼過ぎ、またもラーメン。
鶏肉の甘さが印象的。
イメージ 3

腹ごしらえがすんだら、一気に京都まで。
イメージ 2
4時頃、宇治の平等院に到着。
数年前に改修が終わっていて、きれいなお姿。
夕日にかがやく鳳凰をみたかったが、あいにく曇天。
資料館も新しくきれいな施設で、5時くらいまで滞在。
 
時間調整と高速代節約のためのんびり下道で愛知県を目指す。
豊田市に着いたのが、7時ごろ。
週末の激混みスーパー銭湯にはいって、本日は終了。
 
本日の走行 470km
 
 
 

せとうち Day4

2月17日 4日目 アートな島々
 
朝8時 宇野港到着。アート作品がお出迎え。
イメージ 3
小雨は降っていたが、予報では本降りにはならないはず。
リュックに荷物を詰めこみ、ブロンプトンを引っぱり出して
豊島ゆき船着き場へ。
チケット売り場で、自転車姿を見るなり「自転車持ち込み不可!」と告げられた。
イメージ 2
旅のメインイベントにしていただけに、自分としてはめずらしく
しつこく食い下がったが、判決は覆らない。
なんともならず、あきらめることにした。
 
さらに豊島では唐櫃港で下船する予定が、
あやまって手前の家浦港で降りてしまう痛恨のミス。
バスを待つ時間が惜しいので小雨の中、
唐櫃港まで4kmの道のりをとぼとぼ歩くことに。
 
なんとなく昨日感じた嫌な予感が的中し積み重なっていく。
 
割ときつい坂道を上り下りしているうちに遠くに豊島美術館が見えてきた。
イメージ 1
なんとかオープンの10時きっかりに到着した。
詳細は省くが、通常の美術館とはまったく異なる新しい体験だった。
 
その後、唐櫃地区まで歩いて、いくつかの作品を見るまわる。
正午のバスで家浦港にもどって横尾忠則美術館を鑑賞し、
直島行きの船に乗った。
イメージ 4
直島も半分は歩いてまわる。
イメージ 5
安藤忠雄氏の建築、地中美術館
続いてリ・ウーファン美術館を見学。
彼の建物は入場者の姿勢を問い、強制させるような圧迫感を感じる。
それが心地よい刺激の場合もあるが、そうでないときもある。
 
ベネッセ館は休館。もうお腹いっぱいなので結構。
遠目に草間彌生氏の作品を眺めてバスに乗り、港エリアに戻った。
イメージ 6
銭湯好きとしてはずせない、これも直島のアート作品「I♥湯」に入浴。
よく暖まって、疲れを取る。
朝から起動しておいた歩数計は30000歩、23kmを記録していた。
疲れた訳だ。
 
自転車の島巡りは計画倒れになったが、
入り組んだ小径、アップダウンのキツい山道が多かったため、
結果的に歩きで正解だったとは思う。
 
宇野港に戻り、今夜も倉敷市内で眠りについた。
車での走行はほとんどなく、無記録。

せとうち Day3

2月16日 3日目 香川周辺

 
事前に休館日である事がわかっていたが建物の外観だけでもみておこうと、
早朝、猪熊弦一郎現代美術館へ。
イメージ 1
 
香川といえば、うどん。ネットで評判の店を検索。
イメージ 6
7時半「がもううどん」にて朝食をとる。みやげも調達。
 
イメージ 2
ここは受付の建物。他は撮影禁止。
1時間ほどガイドとともに施設内を見学する。
参加者はほかに8名。うち外国人5名!インバウンドはここにも。
 
午後は徳島の三好市大歩危小歩危と祖谷峡。
今やってる仕事の縁もあり、立ち寄った。
 
イメージ 3
本来の計画では一筆書きで円を描くような
ルートだったのだが、少し戻ることになった。
 
四国で訪れる予定の場所はここで完了ではあったが、
日没までまだ間がある。
 
瀬戸大橋のふもと、東山魁夷美術館。
ギリギリ間に合うかと急いだが、5時閉館。間に合わず。
この設計は谷口吉生氏。
イメージ 7
最終日に行く豊田市美術館も手がけているので
建築をぐるりとみてまわることにした。
 
イメージ 4
夕日を受けてモビスパ。
 
イメージ 5
瀬戸大橋を渡って、ふたたび倉敷へ。
初日、二日目もまちなかの銭湯にお邪魔したのだが、
ここはリアルに瀬戸内海の漁港の銭湯だった。
決して広くない湯船に漁師のおじいさんたちにまじってはいるのは緊張する。
はなしによると明日の天気はあまりよくないらしい。
 
島巡りに一抹の不安がよぎる。
 
本日の走行距離264km